「幸せについて」
その35 まずは現実を受け入れる

 幸せになりたければ、幸せになろうという目標をもって努力すればいいのです。
 でも、実際に幸せになるための努力をしている人はどのくらいいるのでしょうか?

 幸せになろうという目標をもてない人、努力できない人の中には、「私は××だから、幸せになれない」と言う人がいます。その12では、「私は××だから」という幸せになれない理由を、今自分が幸せになる努力をしない言い訳にしているのではないか、というきびしいことを書きました。

「目標をもって努力すればいい」と言われても、何か問題があってそんな気もちになれないと言う人もいると思います。そういう人は、まず現実を受け入れることが大切なのではないかと思うのです。

 たとえば、自分の家庭や職場などの環境に問題がある場合、ただ不遇を嘆いていてもつらいだけです。問題がある環境にいても、「現実は現実」と受け入れて、その中で幸せに暮らせるように努力したほうがいいのではないでしょうか。

 仕事や人間関係の現状に問題があるかもしれません。そのことを苦にしてばかりいるよりも、そういう現状は「現実は現実」と受け入れて、時間をかけて現状を改善する努力と、その現状の中で少しでも幸せに暮らす努力の、少なくとも一方をしたほうがいいでしょう。

 自分の性格や能力などに問題があるかもしれません。でも、それを理由に幸せになる努力をしないのは、自分のためによくありません。自分に問題がある部分は「現実は現実」と受け入れて、今の自分を活かして幸せに暮らすことを心がけたほうがいいでしょう。自分を改善していこうと考えるのなら、時間をかけて少しずつ自分を変えていく覚悟をしたほうがいいでしょう。

 過去に大きな挫折やつらい別れがあったかもしれません。過ぎたことをいつまでも嘆いているだけはなかなか立ち直れません。そういう出来事があったという事実は「現実は現実」と受け入れて、これからの幸せを考えたほうが自分のためにいいでしょう。

 心の中で現実に逆らっているうちは、つらいし、今後の幸せを考える気もちにもなれないでしょう。
 現実を受け入れることができれば、つらさは軽くなり、希望もわいてくるものです。これからの幸せについて考えられるようになるでしょう。

 将来(の幸せ)は、現在の現実からつながっているのです。
 現実を受け入れた上で、できることをしていくしかないのです。
 そして、どんな現実であっても、将来の幸せの可能性は自分しだいで広がっていくのです。

 今の自分の現実に何か問題があっても、まず現実を受け入れて、これからの自分の幸せを考えてあげたほうがいいのです。
 現実を受け入れるのが難しいこともあるでしょうが、幸せに向かうためには「まず現実を受け入れよう」と心がければ、可能だと思うのです。

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