『完全なる人間』(アブラハム・H・マスロー)より、
真に自由な選択の場におかれると、成熟をとげた健康な人は、真・善・美を高く評価するだけではない。自己実現をそれなりに達成し、心身ともに健康な成熟した人は、さらに人格を高めるような真・善・美を求めるだけでなく、自分を大切にすることもできるのだと思います。
退行的な平和と安静、睡眠と休息、断念、依存と安全、というような生存ないしホメオスタシス的価値をも高く見て、これを求める。
われわれはこれらを大雑把に、成長価値と健康性退行、あるいは「滑走」価値と呼び、さらに人が成熟をとげ、強くて健康であればあるほど、それだけ成長価値を求めることが多く、「滑走」価値を求めることが少ないが、しかもなお両者ともに欲求するものであることを指摘したいのである。
人と争わない(心の平和を大切にする)、心静かな時間をもつ、十分な休みをとる、何かをあきらめることで余裕をつくる、まわりの人を大切にする、危機に際しては自分を助ける、・・・。
自分を大切にできる人は幸せになれる人だと思います。
反対に、幸せな人ほど自分を大切にしようと思えるのではないかとも思います。
すごく幸せな人は、安易に自分の幸せを失いたくない気もちが強くなるからです。
成長価値と健康性退行は、攻めと守りのようなものでしょうか。
幸せになれることをするのが「攻め」で、不幸にならないようにするのが「守り」です。
日常的に幸せに(暮らせるように)なるためには、どちらも大切なことだと思います。
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『完全なる人間』 アブラハム・H・マズロー |