『ダ・ヴィンチ 7つの法則』(マイケル・J・ゲルブ)より、
ダ・ヴィンチは、自分の作品をさまざまな方法で客観的に評価しようとした。自分(のやっていること、考え方、生き方など)を客観的に見ることはなかなかできないものです。
「距離をおいて作品を見るのもよい方法だ。なぜなら、そうすると作品が小さく見える。そうなるとより多くのことが一目で把握できる。調和や均衡が欠けていないか、色合いはどうかといったことがよくわかるのだ」
「絵を描くときには、平らな鏡を使って、そこに自分の作品を映してみるとよい。すると、絵が左右逆に映し出される。そうすれば、誰か他の画家によって描かれているように見え、直に自分の絵を見ているときよりも、その欠点がよく見えるものだ」
今までやってきた経緯や何らかの思いがあり、自分を客観的に評価することは、さらに難しいでしょう。
そこで、自分(の考え方・行動・生き方など)をよりよくするために、見方を変える工夫ができるといいのではないでしょうか。
たとえば、自分が今抱えている問題を紙に書いてみると、少しは客観的に見て考えることができると思います。
自分の身勝手な考えや偏見などの不幸になる考え方に気づけることがあります。また、求めすぎやとらわれているものに気づけることもあります。
たとえば、人間関係の悩みの場合には、相手の立場に立って考えたり、相手の気もちを考えてみたりすることで、それまでとは違う考え方ができるでしょう。
また、自分の悩みを「大切な友達が同じように悩んでいたら、どういうアドバイスをしてあげられるだろうか?」と真剣に考えてみると、冷静な判断ができることがあります。
たとえば、現在の自分(の問題)を人生という長い目で(さらには、もっと長い歴史の中で)考えてみると、小さいことに考えられることがあります。
「これが自分にとっての幸せだろうか?」と考えてみれば、幸せを選ぶために役立つでしょう。
稀代の天才であるレオナルド・ダ・ヴィンチでさえ、自分の作品をよりよくするために、見方を変える工夫をいろいろしているのです。
私たちも少しは見習うことができるといいのではないでしょうか。
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『ダ・ヴィンチ 7つの法則』マイケル・J・ゲルブ |