『豊かさの人生術』(シャクティー・ガーウェイン)より、
〈すること〉とは、焦点が当った、方向づけられた、目標志向の活動の状態です。人間は心の焦点の当った所を中心に見るようになっています。
純粋に〈あること〉とは、過去や未来のことを考えることなく、現在の瞬間を十分に体験することのできる状態です。
〈すること〉と〈あること〉のエネルギーのバランスを築くことは、時間の豊かさ――それはほんとうの豊かさのとても大切な側面ですが――を体験するためのカギなのです。
〈すること〉に焦点を当てると、うまくすること、早くすることなどに集中し、現在の心がおろそかになりがちです。
同様に、〈考えること(することの一つ)〉が過去や未来に焦点を当てることでも、現在の心がおろそかになってしまいます。
〈あること〉で大切なのは、現在に焦点を当てて十分に体験し・感じることだと思います。
反対に、「味わおう・楽しもう」「幸せを感じよう」などと心がけることが、現在に焦点を当てて〈あること〉を実践する方法でもあるのです。
もちろん、何かに集中して一所懸命にやったほうがいいこともあります。
でも、できることなら少しでも楽しめたほうがいいでしょう。
楽しむ(幸せを感じる)心の余裕があることが、心の豊かさと時間の豊かさの証しとも言えるでしょう。
幸せは「今、ここ」にしかありません。
幸せになるためには、今を大切にできるようになることが肝要であり、それこそがほんとうの豊かさにつながるのではないでしょうか。
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『豊かさの人生術』シャクティー・ガーウェイン |