『わが息子よ、君はどう生きるか』(チェスターフィールド)より、
注意しなくてはならないのは、不道徳な人物や愚かな人物が近寄ってきた場合、気づかれないように身をかわすのは当然としても、必要以上に冷たくあしらって、敵をつくってはいけないということだ。世の中には、イヤな人も、自分とは合わない人もいます。
友だちになりたくない人はごまんといるだろうが、かられを敵に回すのは得策ではない。
私なら、敵でもなく味方でもないといった、中間的な立場を選ぶ。これは安全な方法だ。
悪行や愚行は憎むが、個人的には敵対しない。
誰とでもうまくつきあえなくてはいけない、みんなと仲良くしなくてはいけないなどと思い込んでいると大変でしょう。
相手によってつきあい方を選んでいい、と考えたほうがラクでしょう。
たとえば、この人とは仲良くしたい。この人とはそれなりにつきあえばいい。この人とは(多少関係が悪くても)このままでもいい。
それなりにつきあえばいい、関係が悪くてもいいと言っても、相手と争ったり相手を粗略に扱ったりしてもいいということではなく、むしろそういう相手に対しては人づきあいにおける基本的なことはしっかりしておいたほうがいいでしょう。
不用意に敵をつくらないためには、相手に対する考え方が大事だと思います。
相手に対する考え方は、何かしら自分の態度や言動に表れ、相手に伝わってしまうのではないでしょうか。
少なくとも相手のことを悪く考えないように心がけたほうがいいでしょう。
『罪を憎んで、人憎まず』という言葉もあります。
人が悪いことをしても、いつまでも悪感情や悪意をもち続けないように、相手を許すことができたほうがいいのでしょう。
敵をつくって争うと、自分も苦痛を味わなければなりません。
それに時間とエネルギーのムダです。その分の時間とエネルギーを自分が幸せになるために使ったほうがいいのではないでしょうか。
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『わが息子よ、君はどう生きるか』チェスターフィールド |