『人間としての成功』(松下幸之助)より、
お互い人間がともどもに心豊かに生きていくためには、寛容、誠意、責任感をはじめさまざまな日々の心がまえが大切であろうと思いますが、同時に人生全体を通じて、自分に与えられた境遇なり運命というものをどのように考え、どのように対処していけばよいのかということについても考えておかなければならないと思うのです。自分を十分に生かして生きることができたら、幸せでしょう。
それぞれがもって生まれたもの、あるいは周囲の環境というものを大事にして、これをできる限り前向きに生かしていくように心がけるということです。
自分自身に与えられたもの(たとえば、性格や体の特徴や才能など)を生かすことができるといいのでしょう。そのためには、まず自分を知り、それを生かす道や方法を考えればいいのでしょう。
自分に与えられた環境(たとえば、家族関係や家業や地域や国など)を大事にして、自分の生き方を選ぶのもいいのではないでしょうか。
自分に無いものを嘆いてもしょうがありません。無いものを手に入れるのは大変なことが多いでしょう。
自分(のまわり)に有るものを生かすほうが、容易だし、うまくいきやすいのではないでしょうか。
人はそれぞれに与えられたものをいろいろもっているのだと思います。
人と比べたりせずに、自分に与えられたものに気づき、それをうまく生かしていくことができるようになれたらいいのではないでしょうか。
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『人間としての成功』松下幸之助 |