『安岡正篤 一日一言』より、
私は物事を、特に難しい問題を考えるときには、いつも三つの原則に依る様に努めている。難しい問題を考える際には、成り行き任せの考えだけでなく、いろんな考え方ができるといいのだと思います。
第一は、目先に捉われないで、出来るだけ長い目で見ること。
第二は物事の一面に捉われないで、出来るだけ多面的に、出来れば全面的に見ること。
第三に何事によらず枝葉末節に捉われず、根本的に考える。
目先のことに捉われずに長い目で見ることができるといいのでしょう。
人生という長い目で見れば、この問題は「小さいことだ」と気づけることがけっこうあるでしょう。
一時の悪い状況を怖れずに、先の先を考えることができれば、決断できることもあるでしょう。
長い目で見れば、無理をせずに一歩引く考え方をしたほうがいい場合もあるでしょう。
また、どんな問題も人生の中ではいい経験と考えることができるのではないでしょうか。
物事の一面に捉われずに、多面的・全面的に考えることができるといいのでしょう。
そうすれば、「××もあるけど、○○もある」と考えられることが多いでしょう。
一つの方法がタメでも、「道は一つではない」と考え、他の方法を考えることもできるでしょう。たとえば、ヒントを探しながら考える、相手の気持ちを考える、人に相談する・・・。
また、物事を根本的・本質的に考えることができるといいのでしょう。
そのためには、自分にとって何が大切なのか、自分が心から望んでいるのは何かなどと自分の気もちを大切に考えることが大事だと思います。
ただし、問題解決には現実的な目標をもつことも大事でしょう。
自分にとって重大な問題は、よく考えたほうがいいでしょう。
その際におすすめするのは、紙に書いて考える方法です。
人生での様々な問題に対して、自分なりの役に立つ考え方を身につけていくことができたらいいのではないでしょうか。
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『安岡正篤 一日一言』 |