『愛について』(五木寛之)より、
愛の定義に関する第一のルール、「自分を愛せない者は他人を愛せない」という考えが成立します。自分を好きな人は、人を好きになりやすいでしょう。
ですから、その言葉を別な角度から見てみますと、自分を憎んでいる人は他人を憎む。
自分に対して怒りを抱いている人は他人に対しても心穏やかならぬものがあるというところにいきつくのです。
自己愛というと、ちょっと誤解を招きがちなのですが、自分をしっかり持つ、自分に執着する、そして、自分に関心を持つ、自分を愛する、自分を見つめることです。
自分を信じられない人は、人のことを信じることは難しいでしょう。
自分を愛せない人は、人を心から愛することはできないのではないでしょうか。
自分に悪感情を抱いている人は、人にも悪感情を抱きやすいのでしょう。
自分のことを悪く(否定的に)考える人は、人を悪く(否定的に)考えやすいでしょう。
また反対に、人を嫌いやすい人は自分も嫌いやすく、人を悪い考える人は自分を悪く考えやすいでしょう。
人に対する考え方は、結局、自分に返ってくるのではないでしょうか。
人間関係を良くし、人を愛せるようになるためには、まず自分を愛せるようになることが必要なのかもしれません。
まず自分から 始めよう
そのためには、自分に関心を持ち、自分(の心)を見つめ、自分を持ち、自分を大切にし、自分を幸せするように努力することが大事なのではないでしょうか。
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『愛について』五木寛之 |