『上機嫌の作法』(齋藤孝)より、
不機嫌が癖になると、動きにくくなります。運動不足と同じように、こころの運動能力が下がってしまうのです。不機嫌になると、考え方が否定的(反抗的/悲観的)になりやすくなります。不機嫌が続くと、気分が沈み、不活発になります。その結果、体も心も動きにくくなるのだと思います。
不機嫌な人は、周囲にどういう影響を与えるか。不機嫌な人は場の空気を気まずいものにしています。一人ひとりのからだと心理のこわばりが上機嫌の妨げとなって、世の中を不機嫌にしているのです。
それでは、幸せを感じにくくなり、希望をもちにくくなり、前向きに努力しにくくなり、ますます幸せになれなくなってしまうでしょう。
不機嫌は、まわりの人にも悪影響を与えるのでしょう。
不機嫌をあまり続けないように、意図的に気分転換できるようになれたらいいでしょう。
できることなら、上機嫌で過ごせたほうがいいでしょう。
「上機嫌」は、円滑なコミュニケーションのための技!機嫌・気分を変えようと心がけることのない人も多いと思います。
上機嫌力は、訓練によって身につけるものです。
運動と同じで、訓練を続けると、上機嫌の筋力がついて、こころの稼動範囲が広がり、上機嫌が生活に占める割合が増えるのです。
機嫌・気分は、生活の中での自然の流れのようなものだからしかたがない、と思い込んでいるのかもしれません。
機嫌・気分はある程度コントロールできる、ということを知らないのでしょう。
それが自分の幸不幸に大きな影響を与え、まわりの人にも影響を与えることも。
気分よく生活することは努力すれば、少しずつできるようになることだと思います。
そのためには、自分なりに技・方法を一つ一つ身につけながら、能力を少しずつ向上させていければいいのでしょう。
つまり、上機嫌で過ごすことは、技・(幸せになる)方法の一種であり、(幸せになる)能力の一部なのだと思います。
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『上機嫌の作法』齋藤孝 |