『素直な心になるために』(松下幸之助)より、
素直な心というものは、広い視野から物事を見、その道理を知ることのできる心である。物事には道理(物事のそうあるべきみちすじ)があります。
素直な心がない場合には、とかく物事にとらわれがちとなり、ついつい無理をしてしまうことになりやすくなる。
素直な心になれば、すべてに対して順応していくことができるから、何でも自分の思い通りにすることができるようになる。
道理に従えば、順調に進むでしょう。
道理に逆らうと、無理が生じ、思うようにいかないのでしょう。
たとえば、人に不満があるからと言って、相手を変えようとしても、無理な場合がほとんどでしょう。
人にイライラしてしまうのは、(無意識に)相手が変わることを期待しているのでしょう。「相手がそのままでいい」と思えるのなら、そんなにイライラしないはずです。
人にイライラしたくないのなら、相手が変わることを期待するよりも、自分(の考え方)を変えるほうが道理ではないでしょうか。
たとえば、過去の不幸な出来事を嘆いたり悔やんだりしていてもしかたがありません。過去の事実を変えることはできない、というのが道理です。
でも、過去の出来事に対する自分の考え方を変えることはできるでしょう。
たとえば、将来のことはわかりません。確実に叶う夢や願望はないでしょう。(確実にできることをしても、喜びや幸せは感じられないし、その前にそういうことは夢や願望にはならないのではないでしょうか)
でも、希望があるのなら、やればうまくいく可能性はあるはずです。やらなければ可能性はない、というのが道理でしょう。
幸せになるためには、幸せの目標をもって努力することが大事でしょう。ただし、実現可能な目標・現実的な目標をもつことが肝心だと思います。
素直な心でよく考えられるようになれば、道理に従った道を選択でき、自分が望むように変えていくことができるのではないでしょうか。
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『素直な心になるために』 ◇「松下幸之助の名言集」 |