『「大切にされる人」94のヒント』(斎藤茂太)より、
人と人とが関係を持てるのは、お互いに、「自分」があるからだろう。「自分」がなければ関係もできまい。いい関係など、望むべくもない。「人を大切にする」ことはいいことです。でも、そのために「自分を大切にする」ことを忘れてしまうのはよくないのでしょう。
人のことを考えて行動するのは、よいことだ。しかし、考える「自分」をなくして他人のために尽くすのは、お勧めできない。
人を大切にする態度、自分を大切にする態度、このどちらが欠けても、人から大切にされる人にはなれない。
「自分がある」とはどういうことでしょうか?
自分なりの価値観がある。自分の幸せがある。
自分の大切なものや好きなものがある。
自分が信じるもの・信じられるものがある。
自分が本当にやりたいことがある。
自分にとって大切な(幸せにしたい)人がいる。
自分の生き方は「これでいい」と思える。
このようなものが多ければ、それだけ「自分がある」と言えるのではないでしょうか。
反対に、「自分がない」人は「魅力がない」人かもしれません。
人間関係は、自分とは違う人とつきあうから、おもしろかったり、得られるものが多いのではないでしょうか。
人を大切にすることと自分を大切にすること、その両方ができる人同士が、互いに大切にし合えるいい関係を築くことができるのだと思います。
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『「大切にされる人」94のヒント』 |