『自分を鍛える』(ジョン・トッド)より
やる価値がある以上は入念にやるべきである。もしこの習慣がないなら、他にどんな知的訓練を充分に受けていてもまだ不十分である。早くやったほうがいい事もあるでしょうが、多くの事は、ただやればいいのではなく、一つ一つを大切にやることが、とても大事なのではないでしょうか。
「性急すぎる」人間はえてして人生の取るに足らないことに忙しくかけずりまわりながら、それでいて、できるだけ多くのことを成しとげるという人生の大目標を果たさずに終わるものである。
大切にやるためには、まず、その事をやる価値を知ることでしょう。
「この事は何のためにやるのか?」と考えてみれば、何を大切にしてやったらいいかがわかるのではないでしょうか。
たとえば、本を読むことを自分の人生に役立てようと思うのなら、その本から何かを学び、それを身につけることが大事でしょう。
早く読んだり、数多く読んだりしても、何も身につかず、自分の生活に何も役立たないのではあまり価値はないでしょう。
たとえば、筋トレ(筋力トレーニング)は、早く回数をこなせばいいのではなく、どうやったら筋肉をより鍛えることができるか、が大事でしょう。
筋トレの効果を高めるためには、一つ一つの運動をしっかりやったほうがいいでしょう。
その上で、気合いを入れてやる、(頭の中で/効果的な)音楽を流してやる、がむしゃらにやるなどの、少しでもラクに続けられるような工夫もできたら、なおいいでしょう。
夢や目標を大切にしたい人は目標をもつ価値、人間関係を大切にしたい人は人づきあいの価値を考え直してみるのもいいのではないでしょうか。
「楽しむ」ことがやる価値である事もあると思います。
つい急いでしまったり、ただやるのではなく、「楽しもう」と思うだけでもそれなりの効果はあると思います。
早くやることばかりを考えてしまうと、つい一つ一つのことがおろそかになってしまいがちです。
実は、それでは効率がよくない(あまり価値を生まない)ことが多いような気がします。
また、時間に追われていると、楽しんだり幸せを感じることもできないでしょう。
“入念にやる”とは、価値を生むようにやることではないでしょうか。
そして、価値を生むことがいい結果につながるのでしょう。
たくさんやっているつもりなのに成果が現れないのは、入念にやることを怠っているのかもしれません。
幸せを感じる価値を知れば、少しは生活を大切にできるようになれるのではないでしょうか。
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◇「よい習慣を身につける」 |