『自分のための人生』(ウエイン・W・ダイアー)より
彼らは不平をこぼすことなく、ありのままの自分を受け入れる。容姿、性格、能力など、自分には恵まれていないと思うものが、誰にでもあると思います。
肉体的欠陥をごまかそうとはしないで、そのまま受け入れる。
同様に世の中のものごともそのまま受け入れる。
自分と世の中をありのまま受け入れて、ごまかしたり、不満を言ったりしない。
もくもくと自分の思うところを実行する姿を見るだけだ。
また、まわりの人に恵まれていない、組織や環境に恵まれていないと思う人もいるでしょう。
自分に恵まれていないものを不平・不満に思ったり言ったりするのは、自分のためによくないのでしょう。
そのことを思い出すとイヤな気もちになります。
そのことをついあれこれと考えてしまい、自分の中で問題を大きくしてしまいます。
幸せな人は、自分に恵まれていないものについてほとんど考えません。
恵まれないことを問題化し、悩む人は不幸になってしまいがちです。
恵まれていないものをごまかそうと、取り繕うのに一生懸命な人もいます。
「××だから、自分は幸せになれない」と思い込み、幸せになることをあきらめてしまう人もいます。
不満を感じるのは、そういう恵まれないものがあってはいけない(認められない/許せない)と思う心があるからでしょう。
「こういうこともある」「こんな人もいる」「現実は現実」などと、まず現実を受け入れることができれば、不平不満を言ったりごまかそうとしなくてもすむのではないでしょうか。
現実を受け入れた上で、自分が幸せになれる方法を考え・実践できるようになれれば、と思います。
幸せはたくさんあるのです。
自分に恵まれていないものがあっても、自分に得られる幸せはたくさんあるはずです。
「××だから、幸せになれない」と、幸せになる努力を今していないことが、いちばんの幸せになれなれない原因ではないでしょうか。
恵まれていないものについて、ふと思ってしまった時には、「××もあるけど、○○もある」もしくは「今は××だけど、いつかは○○」と考えられるといいでしよう。
それでも気もちがおさまらない時には、「(ここは/今は)そのままでいいよ」と自分で自分に言ってあげられるといいでしょう。
自分に恵まれないものがあっても、現実として受け入れることでそのことにとらわれずに、自分が幸せになるために努力できればいいのです。
生きる上で問題になることがあっても、自分の問題としてうまくつきあっていく覚悟をして生きていければ、と思います。
幸せな人は、幸せであること、幸せになることに心を働かせているのです。
心が幸せな時には、自分の恵まれていないものについて思い出すことはないのだと思います。
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『自分のための人生』 (ウエイン・W・ダイアー) |